土地の契約を終え、「自分たちの家づくり」がいよいよ現実のプロジェクトとして動き出しました。
そのなかでも大きな節目となったのが、「どこに頼んで、建ててもらうか」という選択です。
当初は、2〜3社を比較すれば十分だろうと思っていた私たちでしたが、資料請求を進めていくうちに、気になる会社が増えていき、最終的に5社を検討することに。
それぞれの会社の強みや特徴が見えてくると、「この会社にも話を聞いてみたい」「どんな提案をしてくれるんだろう?」という好奇心が自然と湧いてきました。
■ どうやって情報収集を進めたか
情報収集は、まずはSUUMOやHOME’Sといった住宅ポータルサイトからスタートしました。
一括資料請求サービスも活用し、気になる会社をいくつか選んでカタログを取り寄せました。
届いたパンフレットには付箋を貼りながら、時間をかけてじっくり読み込み、さらにホームページで施工事例などもチェック。
「○○で建てた人のブログ」や経験談も参考にしましたが、口コミを鵜呑みにせず、自分の目で確かめて判断することを大事にしていました。
■ モデルハウス・ショールームめぐりの体験
実際に訪れた住宅展示場は、
・世田谷区の駒沢公園ハウジングギャラリー
・杉並区の浜田山展
・世田谷区のオークラランド住宅公園
の3ヶ所です。
同じハウスメーカーでも展示場ごとにコンセプトが異なっていたので、3か所を訪れました。
そこで、比較するのがとても楽しかったです。
現地で見学して初めて気づく“重要なポイント”も多く、たとえば収納の配置や動線の工夫などは図面だけでは見えてこない発見でした。
ただ、展示場はどこも予算をかけて素敵につくられているので注意が必要です。
あるメーカーでは、なんと1,000万円のキッチンが展示されていて驚きました。
「この会社で建てたら、こんな空間になるのかも…」と錯覚しそうになりますが、夫にはその点をしっかり説明して、冷静に見ていくことを意識しました。
営業の方に「このキッチンはいくらぐらいですか?」「この仕様にしたら、いくらくらいになりますか?」と率直に質問すると、丁寧に教えてくださる会社も多かったです。
■ 家族の価値観と反応
夫婦で「重視するポイント」が大きくズレることはありませんでした。
子どもたちは当時とても忙しかったため、一緒に展示場に行くことはありませんでした。「家づくりは夫婦2人の判断軸で」という自然な流れがありました。
■ ハウスメーカーとのやりとり
資料請求の時点で印象の良かった会社は、やはりその後の対応でも信頼感がありました。
メールの返信が早く、こちらの質問にもすぐに答えてくれること、
そして、提案の場では営業担当の方だけでなく設計の方も同席してくださるような会社に、特に安心感を覚えました。
結果的に残った5社とは、それぞれショールームを訪問し、打ち合わせを重ねながらお付き合いを続けていきました。
「プランを作ってください」と依頼はしませんでしたが、どの会社もそれぞれの流れに沿って、希望の聞き取りをしてくださった後には間取りの提案やイメージパース、概算見積などを出してくださるように進めてくださいました。
5社とやりとりをするのは大変そうに思えるかもしれませんが、基本的にこちらの姿勢や方向性はどこに対しても同じでしたので、そのため、思ったほどの負担感はありませんでした。
■ 次回からは、いよいよ各社のレビューへ
次回からは、それぞれの会社がどんな提案をしてくれたのか、どんなやりとりがあったのかを、できるだけリアルにご紹介していきます。
営業さんの雰囲気、提案の図面、見積の中身──
同じように悩まれている方の参考になるよう、正直な気持ちで綴っていけたらと思っています。
ぜひ次回も読んでいただけたら嬉しいです。