こんにちは。今回は、いよいよ土地を申し込んだときの話をしようと思います。
家づくりを考え始めてから4か月、土地探しを始めてから3か月。
夫婦で何度も迷って気持ちが揺れた末に、ついに「申し込みます」と伝えた日のことは、今でもよく覚えています。
いよいよ土地を申し込んだ
4月6日、私たちはついに土地を申し込みました。
すでに家づくりを考え始めてから4か月が経っていて、この間を振り返ると、年末年始のスノーボード旅行や、長男の大学進学の準備、高校の卒業など、いろいろな出来事がありました。
決して単調な毎日ではなく、もちろん仕事もあって、その合間を縫って土地探しや不動産会社、ハウスメーカーとのやりとりをしてきました。
今思えば、そんな日々の中でよくここまで進めてきたなと感じます。
申し込む直前も、「本当にここでいいのかな」という迷いは夫にも私にもあったと思います。
安い買い物ではないからこそ、大きな覚悟が必要でした。
夫婦で最終的に話したのは、以前、終の住処だと思って購入した分譲マンションも結局は売りに出したこと。
そう考えると、この土地やこれから建てる家も、いつかは手放す日が来るかもしれないということでした。
「買う前から売ることを考えるなんて…」と思う方もいるかもしれません。
でも私たちは、もしものことを考えて、値段が下がらずに売れること、むしろ将来高くなる可能性があることを一つの基準にしました。
もし売ることになった場合、銀行への返済額がどうなるかまでシミュレーションしていました。
私たち家族は、夫婦と大学生の子ども2人の4人暮らし。
上の子の進学を控えた時期に、「この先の暮らしを見据えて家を建てよう」と家づくりをスタートしました。私自身は、住宅設計の仕事に長年携わってきたので、ある程度の知識はありますが、夫や子どもたちにとっては初めての家づくり。
家族みんなが納得できる家を、できるだけ効率よく、そして楽しくカタチにしていく。
そんなわが家の、きっかけから完成までのリアルな家づくりストーリーをお届けしていきます。
申し込みから契約までの待ち時間
申し込みをしてから、実際に契約するまでには約2週間の期間がありました。
申し込み時に150万円ほどの値引き交渉も行っていたため、売主の返答を待つ必要がありました。
その間に住宅ローンの仮審査を進め、本格的に家を建ててくれるメーカー探しも始めました。
最初はホームページを見て情報を集め、私自身が設計ではあまり関わってこなかった鉄骨系の住宅も検討に入れることにしました。
デザインだけでなく、建物の工法や性能、自然素材を使った家、全館空調を採用できる家など、メーカーによって特徴はさまざまです。
どのくらいの広さや間取りが必要なのか、予算の優先順位をどうするのかも改めて話し合いました。
どうしても欲しいスペースとして、夫が希望するトレーニングルームなども話題にあがりました。
この頃、夫の母も呼んで2世帯住宅にする可能性も検討するようになりましした。た。
義母は15年以上一人暮らしをしており、大切にしていた愛犬を亡くしたばかりでした。そのため今後の生活が心配になったからです。
土地の広さや容積率を調べるうちに、2世帯住宅も選択肢として現実的に考えられるようになっていきました。
土地の申し込みをしたことで、一歩踏み出した実感がありました。
これまでぼんやりとしていたものが、「この土地なら、こういう家を建てたい」という具体的なイメージに変わりつつありました。
でも、まだ「決めた」というより、「ようやく進み始めた」という気持ちのほうが大きかったと思います。メーカーによってできる家はまったく違うものになるだろうという期待と不安はなお続きます。
次回は、いよいよ土地の契約とハウスメーカーの検討がさらに本格化していく話をお届けしようと思います。